臨時復旧ver.
すこし前、業界団体のエライ人が会見を開き「型式試験にBT(ボーナストリガー)専用枠」を設けますよ、みたいな発表をしました。
枠っていうと筐体のこと? とか思っちゃいますけども、あくまでも型式試験の話です。
パチンコとかパチスロは保通協とかGLIという機関が、ちゃんと規則通りに動くかどうかをチェックしたのちに世に放たれることになってます。
んでこの申請数ってのが今はむちゃくちゃ増えていて、そもそも全部は対応できず、抽選方式になってるんですね。
特にパチスロの方は一日5枠に対して100件とかの申込みがあるらしく、適合・不適合の前にまずこの運試しがあるわけです。
で、これがBT機の普及に水をさしてるのは間違いない。だってメーカーからするとBT機の優先度は低いわけで、まずは本命のAT機の数が大事ですし、それはもうビジネス上しょうがない。
今回の発表というのはこの状況を打破すべく、BT機専用の申請日というのを設け(というかメーカー同士の申し合わせでそれ以外の申請を控える形になります)、BT機の抽選突破率を上げ開発のボトムをちょっと軽くします、みたいな感じ。
要は「BT機しか申請できない日があるんだから、BT機も作っといてソンはない」と思ってもらえれば業界団体の勝ちですな。
筆者、BT機の稼働開始前に当該団体に取材に行ったことがあり、そこでBT機の来し方行く末みたいなのをじっくり伺いました。
そこでBT設置比率10%を目指す「BT10」って単語が出てきて「僕らが勝手に言ってるだけなんですけどね」みたいなノリだったんですけど、これが今は正式に目標値となってるらしく今回の会見でも触れられた模様。
BTの発進からまる1年ちょいたった現在、設置比率は約5%。
そもそもノーマルが冷遇されてる市場なのでしょうがないんですが、伸び悩みの状況です。
が、今回の専用枠の設定でこれが解消できればね、というところですな。
個人的見解ではBT…というかノーマル機の優遇策はパチスロの未来そのものであって、ここはマジでなんとかしないといけません。
現状のAT機は確実に何らかの規制をくらうわけですし、そこに依存したままだとたぶんヒドいことになる。
すでにそういう話もちょいちょい漏れ聞こえてきてますけど、今は業界全体が一種の狂乱状態にあって、脱法演者にせよ高射幸機にせよ、どうせ今だけだからやらなきゃソン。
のるっきゃないこのビッグウェーブに…みたいな刹那的な雰囲気がある。サスティナブルだのポリコレだの言ってる時代とは思えないバブル感です。
これはやっぱり関係者全員が心の何処かで終わりが近づいてるのを感じてるからこそ醸成されてる空気感だと思いますし、そこを打破するのはやっぱ「ノーマルは面白いよ」「出玉だけがパチスロじゃないよ」とお客を啓蒙していくことだと思う、というか、それしかない。
つきなみですけどね。
というわけでBT全力推しの筆者は今回の会見を「いいぞもっとやれ」と思ってます。
BT専用の日、月3日くらい設定しましょうぜ。
同じようなAT機ばっかでヤバいって今。