臨時復旧ver.
鳴り物入りでデビューした「スマスロ 獣王」。
筆者にとっても非常に思い出深い、4号機の初代を踏襲した作品ということで下馬評は非常に高かったんですが、蓋を開けてみると好評一色というわけでもないようで。
「BIGがないのは如何なものか」「獣王というよりアラジンっぽい」「新規演出要らねぇ」「当たらねぇ」とか、初代に愛着があるオッサンがそれだけ多いということでもあるんでしょうが、なかなか辛辣なものもあります。
んで、その中でも一番目につく意見が「サバンナチャンスの突入音が余計」というもの。
はいはいはい。たしかにこれはある意味では一番目立つ「今作の特徴」かも。
サバと言えばランプ点灯とともにあのBGMが鳴り響いてこそであり、ファンファーレ的なものは確かに何か違う感じはします。
これが継続確定のプレミアムだったら嬉しかったのかもしれませんが、毎回となると「これどうやって消すの?」みたいな感じになるのもいた仕方なし。
ただ、一方でこれを採用したサミーさんの気持ちもわかる。
顧客がオッサンだけだったらこのファンファーレは悪手以外の何者でもないんですけど、そればっかりじゃ業界全体が先細りになるのは見えてるし、休眠顧客の掘り起こしにも限度があるので新しい世代に対応していくという姿勢はパチスロを作って飯食ってる会社として常にないといけない。
たとえそれが獣王であったとしてもそう。システムなり演出なり見せ方なりを、時代に合わせてチューニングしていくべき。
そういう意味では今のドパガ…若者に向けた「おい当たったぞ!おめでとう!」という分かりやすいファンファーレの搭載はある意味では「時代の修正力」みたいなものであり、仕方のないことだと思います。
こんなもん、ちょっと打てば誰も分かる「批判されそうなポイント」なので社内でも相当揉んだと思うんですけど、結局採用されてるということは先の短いオッサンよりも今後二十年三十年打ってくれるZ世代のほうが重要だという、サミーからの(当たり前の)メッセージなのでしょう。
そういえば。
なにげに筆者、「アラジンAクラシック」の時に開発者さんインタビューをしたことがあるんですけど、その時に印象深かったのが「そのまま出せという声も絶対あると思いますけど、じゃああの時代のものを今そのまま再現して、果たして楽しく打てるのか」という言葉。
これはおそらくそのまんま獣王ににも当てはまりますし、まずはBIGを当ててそこからやっとAT抽選のチャンス…という「そのまんまの再現」は「サラリーマン金太郎」でズッコケ済…いや、ズッコケたって言っていいのかアレですけど、少なくとも世間一般にひろく受け入れられたとは到底言えないわけで、そのまんま出せよというのは金太郎の轍をわざわざ踏み抜く愚を犯せと言ってんのと何も変わらない。
というわけでこのファンファーレは筆者は「そういうもんだ」と飲み込むことにしました。
オンオフくらいは付けてほしかったなとか、初当たりのときだけで良かったんじゃないかとか色々思うことはありますけど、ファンファーレの存在自体はもうしょうがない。
今は突破率25%くらいのクソチャンスゾーンですらドカーンキュポポポキュインキュインとか鳴りながら入るわけで、まさかメインボーナスが効果音ナシで突入するなんて今の若もんには想像できないかもしれませんし。
サバに入ったのに「なにこれステージチェンジ?」みたいな誤解をされて「玉は増えたけど何が面白いのかわからねぇ」ってなったら悲しいじゃないですか。
まあオンオフくらいは付けてほしかったですけどね(念押し)。
でもいいんです。みなさんも「そういうもんだ」と飲み込みましょうや。