
はじめまして! Moz(モズ)です。
今回が初登場となりますので、まずは簡単に自己紹介をさせてください。

| プロフィール | |
|---|---|
| 名前 | Moz(モズ) |
| パチンコ歴 | 15年 |
| ハネモノ歴 | Pニュートキオの導入時期から |
| 稼働スタイル | ハネモノ9割、甘海1割 |
| 稼働モットー | 努力ほどほど、勝ち額そこそこ |
ハネモノの攻略ライターとしてパチマガスロマガMobileに新しく加わりました、Moz(モズ)です。ボクがハネモノを打ち始めたのは、Pニュートキオが導入された頃です。この世界では、まだまだ新参者です。
最初は「玄人じゃないと勝てないのでは」と思っていたボクですが、玉の動きを観察し、データを取りながら実戦を重ねることで、自分なりに攻略できるようになり、今では稼働の9割がハネモノです。
実戦から気づいたことや、疑問に思って確かめたことを通じて、昔から打ち込んでいる先輩方とはまた違った角度から、攻略の参考になる情報をお届けできればと思っています。よろしくお願いします。
実戦前に考えた“ハネ釈迦攻略”の注目点
それでは、早速始めていきましょう。
大まかなゲームフローは「超速ニューマシン実戦記」で紹介されていますので、そちらをご覧ください。
ここでは、ネカセによって玉の動きや各数値が変わりそうな箇所を中心に、実戦前に考えていた優秀台を見抜く為の注目点と、その理由を説明していきます。
その�@「シーソー状ジャンプ台」

まずは、羽根に拾われた玉を左右のルートへ振り分けるジャンプ台です。ファインプレーよりもハネ釈迦のほうが短いものの、玉を振り分ける仕組みは似ているように見えます。
取材時に撮影した動画でも、右へ動く頻度はファインプレーと同様に少なく見えました。そのため、SPルートの選択率も、ボクがファインプレーで経験した約1〜2%ほどに収まり、ネカセによる変化も小さいのではないかと予想しました。
もちろん、SPルートへ進むこと自体は理想です。ただ、ファインプレーではネカセによる選択率の差をほとんど感じなかったため、この部分は台の良し悪しを見極めるうえでは、重視しないと考えていました。
その�A「SP(開運)ルート」

SP(開運)ルート選択時のV入賞率は、公式資料によると約3分の1です。
玉が落ちるタイミングでV入賞が決まる仕組みから、ネカセによってV入賞率が大きく変わることはなく、約3分の1に近い数値になるのではないかと予想しました。
ノーマルルート選択後の鐘ギミック
続いては、ジャンプ台から左へ進んだ先のノーマルルートです。
玉はプラスチックレールを通り、中央に穴のある鐘へ向かいます。この鐘を突破すれば強ノーマルルート、突破できなければ弱ノーマルルートへ進みます。

ファインプレーと同様に、玉が正面から見て左から右へ進み、その後、ギミックのある奥側へ向かう流れになっていました。ファインプレーでは、その先に出たり引っ込んだりする勝負橋があり、橋が出ているタイミングで玉が到達すると渡れます。
当初は、ネカセで玉の速度が変わっても、勝負橋の突破率にはそれほど影響しないのではないかと考えていました。
ところが、実戦を重ねると、勝負橋の突破率は良い台で50%後半、良くない台では50%前半や、50%をやや下回ることもありました。
ボクの経験では、ネカセは起きている状態のほうが突破率は高い傾向にありました。
この経験とレール上の玉の進み方が酷似している事から、ハネ釈迦の鐘突破率もネカセによって変わり、起きている状態のほうが高くなるのではないかと予想しました。
強ノーマルルートへ進む玉を増やすという点で、まず注目したい箇所です。
強ノーマルルート
鐘を突破した玉は、液晶下のステージに一度貯留され、そこが開くとV手前の十字役物へ向かいます。
取材時の実戦では、大きく2つの当り方が見られました。十字役物をまっすぐ抜けてV入賞するパターンと、内部へ入った玉が1回転ほど粘ってからV入賞するパターンです。

ネカセの影響をより受けそうだと考えたのは、まっすぐ抜けるパターンです。
起きている状態では、ステージから十字役物へ向かう玉の速度が上がり、通れるタイミングでそのままVへ抜けやすくなるのではないかと考えました。
反対に、寝ている状態では玉の速度が遅くなり、そのまま抜けられそうなタイミングでも十字役物に捕まり、回転方向へ運ばれて外れることが増えるのではないかと予想しました。
一方、寝ている状態のほうが十字役物の内部へ入りやすく、粘る展開が増える可能性はあります。ただ、内部へ入った後のV入賞率には、ネカセによる大きな差はないのではないかと考えていました。
そのため、まっすぐVへ抜けやすいと考えた、起きている状態のほうが、強ノーマルルートのV入賞率は高くなるのではないかと予想しました。
弱ノーマルルート
鐘を突破できなかった玉は、黄色の滑り台を通り、十字役物へ向かう弱ノーマルルートへ進みます。
この滑り台は一定間隔で向きを変えており、玉が直線に射出される場合と、斜めに射出される場合があります。

試打時の実戦では、どちらの射出方向からも十字役物へ入り、内部で粘ってV入賞する玉が見られました。
直線に射出された玉はそのまままっすぐ抜けることが多く見えたため、十字役物に引っかかりやすいのは斜めのほうではないかと考えていました。
ただ、起きている状態で玉の速度が上がるほうがよいのか、寝ている状態で遅くなるほうが十字役物へ入りやすいのかは、動画だけでは判断できませんでした。
ネカセによる差はありそうですが、どちらの状態が有利かは、この時点では分かりませんでした。
そこで実戦では、斜め・直線それぞれの射出個数と、そこから十字役物へ入った個数を数え、射出方向ごとの「十字IN率」と「V入賞率」を確認することにしました。なお、十字INには内部で粘った玉だけでなく、そのまま通り抜けた玉も含めます。
まずは数値を取り、玉の動きと合わせて、ネカセがどのように影響するのかを考えていきます。
実戦では起きている状態を狙う。
ここまでの事前予想をまとめると、以下のようになります。
| ネカセによる各数値の事前予想 | ||
|---|---|---|
| 関連するギミック | 数値 | 事前予想 |
| シーソー状ジャンプ台 | SPルート選択率 | ネカセによる差は小さいと予想 |
| 開運ルート | SPルート選択時V入賞率 | ネカセによる差は小さいと予想 |
| 鐘 | 鐘突破率 | 起きている状態のほうが高いと予想 |
| 液晶下のステージ+十字役物 | 強ノーマルルート選択時V入賞率 | 起きている状態のほうが高いと予想 |
| 黄色滑り台+十字役物 | 弱ノーマルルート選択時V入賞率 | 有利なネカセは不明 |
3つの大当りルートの中でも、強ノーマルルートが大当りの中心になるのではないかと考えていました。
弱ノーマルルートは、十字役物へ入り、そこからV入賞するまでに複数の条件がかみ合う必要があるため、当選率はそれほど高くならないと見込んでいたからです。
そこで重視したのが、強ノーマルルートへ多く進むこと(鐘突破率)と、そこから多く当たること(強ルート選択時V入賞率)です。
鐘突破率と、強ノーマルルート選択時のV入賞率は、どちらも起きている状態のほうが高くなると予想しました。そのため、実戦ではできるだけ起きている状態の台を狙うことにしました。
また、役物の挙動に加えて、以下の点も実戦で確認することにしました。
・推奨ストロークでの拾い率と、狙う位置による玉の動き
・釈迦BONUSの継続状況や平均獲得ラウンド
・大当り中のロング開放時の入賞個数やオーバー入賞
・大当り中の攻略手順と打ちっぱなしでの出玉の違い
導入初日、2台のハネ釈迦を実戦!
幸先のよい初当りから、気になる挙動へ
朝は、普段からハネモノの状況が良いと感じているホールへ。設置された2台から、事前予想に沿って、ネカセが起きていると感じた台を選びました。

初当りは、期待していた強ノーマルルートから。玉が十字役物をまっすぐ抜けてV入賞し、実質9Rの天上天下BONUS!

幸先の良いスタートを切れたと思ったのもつかの間、役物内の挙動に不安を感じるようになりました。
最も気になったのが弱ノーマルルート。黄色滑り台から出た玉が手前へ落ちてしまい、十字役物内に入る気が一切しませんでした。
結局、この台では弱ノーマルからの十字INを一度も確認できず、約2時間実戦したところでやめることに。もう1台は他の人が実戦中だったので、移動を決めました。
起きている状態を狙いましたが、弱ノーマルには不利なのかもしれません。移動先では、寝ている状態の台を試してみることに。
2台目で見えた、弱ノーマルの違い
新台が時差でオープンするホールに向かい、抽選を受けたものの、台を確保できず。
3店目に移動したところで、これは! と目につく台を発見。

綺麗な右肩上がりのグラフで、大当り確率も1/22と優秀そうな数値。さらに、隣の台との比較から、ネカセが寝ている状態に見えました。
打ってみると、朝の台とは玉の動きがまるで違う…!
特に異なると感じたのは弱ノーマルルート。1台目は一切十字役物へ入らなかったのが、この台は直線射出からも斜め射出からも入る入る。
初回の大当りは強ノーマルルートからでしたが、2回目、3回目の大当りは、続けて弱ノーマルルートからでした。
拾いも朝の台より良く、これなら最後まで打てそうです。事前には有利なネカセを予想できなかった弱ノーマルですが、ここで比較したい挙動が見えてきました。
攻略手順に苦戦しながらも、手応えのある初日実戦に
順調に大当りを重ねながら、大当り中の打ちっぱなしのデータと超速ニューマシン実戦記内で提示された攻略手順を実施した際のデータを採取。
攻略手順を試し始めたところでハンドルがうまく反応せず、玉が出ない場面があり、数ラウンドをパンクさせてしまいました。ここはかなり苦戦しましたが、実戦で手順を使う際の注意点も見つかりました。
それでも出玉は順調に増え続け、気づけば前任者と合わせて1万発…1万5千発over!

ほぼ毎日ハネモノを打っていますが、ここまで出したのはいつ以来だろう(笑)。
収支も大きくプラスになり、狙っていたデータもしっかり取れてフィニッシュ。
初日実戦の結果まとめ
| ハネ釈迦 初日実戦結果 | |
|---|---|
| 項目 | 結果 |
| 拾い個数 | 480個 |
| 拾い率 | 62.5% (計測586回転中366個) |
| 大当り回数 | 35回 |
| 役物確率 | 1/13.7 (480個中35回) |
| SPルートからの大当り | 2回 |
| 強ノーマルルートからの大当り | 9回 |
| 弱ノーマルルートからの大当り | 24回 (斜め7回・直線17回) |
| 天上天下BONUS | 7回 |
| 釈迦BONUS | 28回 |
| 平均獲得ラウンド | 4.37R (合計153R/35回) |
| 釈迦BONUS平均獲得ラウンド | 3.21R (合計90R/28回) |
| 釈迦BONUS継続率 | 71.3% (87機会中62回成功) |
| 釈迦BONUS完走率 | 10.7% (28回中3回) |
| 最大獲得ラウンド | 9R |
| 1R平均出玉 | 116.6玉 |
| 実戦全体の収支 | +28,200円 |
事前に大当りの中心になると予想していた強ノーマルを上回り、今回は弱ノーマルル―トからの当選が35回中24回を占めました。
この結果を踏まえ、ここからは実戦で見えた攻略のポイントを詳しく紹介していきます。
ここからは実戦で見えた攻略ポイントを解説!
ここからの有料部分では、今回の実戦で得られたデータと玉の動きをもとに、以下の内容を紹介していきます。
通常時ストローク攻略
ハネ釈迦は分かりやすく推奨とされるストロークが盤面に記載されています。その中でも、どこを狙うと拾われやすいのか。実際の玉の軌道から考えた狙い位置と、計測区間ごとの拾い率を紹介します。
釈迦ボーナス中の止め打ち手順
既出の攻略手順をホールで実践し、打ちっぱなしとの出玉を比較。実戦で苦戦したハンドルの反応や、手順を使う際の注意点も解説します。
役物挙動とネカセの考察
事前予想と実戦結果を照らし合わせ、各ルートの数値と玉の動きを検証。特に大当りの多かった弱ノーマルルートで、どんな挙動に注目したいかを紹介します。
初日実戦を終えての感想
実際に打って感じたハネ釈迦の面白さと、今後に期待することをまとめます。
通常時ストローク攻略
黒いクッションの中央よりやや下を狙う
天井にある黒いクッションへ玉を当てるのが推奨ストロークです。

その中でも、拾われやすいと感じたのは、クッションの中央よりやや下を狙う打ち方。(上記画像赤丸のあたりを狙う)
強めに打ちすぎてクッションの上側へ当てると、玉が強く跳ね返り、羽根から遠ざかってしまうことがありました。
そこで少し弱め、クッションの下側を探っていきました。最下部よりも中央寄りを狙うと、玉がクッションに沿うように流れ、盤面側へ寄る動きが見られました。この軌道のほうが、羽根に拾われやすいと感じました。
| 計測区間ごとの拾い率 | ||
|---|---|---|
| 通常回転数 | 拾い個数 | 拾い率 |
| 102回転 | 66個 | 64.7% |
| 174回転 | 100個 | 57.5% |
| 162回転 | 101個 | 62.3% |
| 148回転 | 99個 | 66.9% |
最初の区間でも拾い率64.7%を記録しましたが、さらに拾われやすい位置を探してストロークを調整。2区間目、3区間目と試行錯誤を続け、最終的に落ち着いたのが、先ほど紹介したクッションの中央よりやや下を狙う打ち方です。最後の区間では66.9%を記録し、玉の動きにも手応えを感じました。
計測した全区間では、通常586回転に対して拾い366個で、累計の拾い率は62.5%でした。
今回は推奨ストローク以外を試していないため、さらに拾われやすいストロークがある可能性はあります。
ストロークを探る際は、クッションに当たった後、玉が羽根から遠ざからず、盤面側へ流れているかを参考にしてみてください。ボクも今後の実戦でほかの狙い方を試しながら、より良いストロークを探っていきたいと思います。
釈迦ボーナス中の止め打ち手順
まずは、超速ニューマシン実戦記で紹介されている、釈迦ボーナス中の攻略手順を確認しましょう。
| 大当り消化手順(釈迦ボーナス・V入賞時) |
| �@ 2開放が閉じる直前に打ち出し停止 |
| �A 3開放目が閉じるきる直前に1個打つ |
| �B ハネが閉じるきる直前に1個打つ |
| �C 10カウントまで�Bを繰り返す |
| �C-2 V入賞しなかった場合は10カウントorハネ20開放するまでにV入賞すれば継続 |
| �D 液晶のシグナルが緑に変わったら�@に戻る |
今回は、この手順を実際に試し、打ちっぱなしで消化した場合と出玉を比較しました。
打ちっぱなしと攻略手順の実戦値を比較
| 釈迦ボーナス中の打ち方別実戦データ | ||
|---|---|---|
| 項目 | 打ちっぱなし | 攻略手順 |
| ボーナス回数 | 9回 | 19回 |
| 消化ラウンド数 | 19R | 71R |
| 獲得出玉 | 1,950個 | 7,660個 |
| 1R平均出玉 | 102.6個 | 107.9個 |
| ロング開放時の総入賞個数 | 68個 | 270個 |
| 1R平均ロング入賞個数 | 3.58個 | 3.80個 |
今回の実戦では、釈迦ボーナス中の1R平均出玉は、打ちっぱなしで102.6個、攻略手順を使った場合は107.9個。攻略手順を使ったほうが、1Rあたり約5.3個多い結果となりました。
ただし、打ちっぱなしのデータは19Rと少ないため、今回の数値は参考値として見てください。
また、攻略手順をスムーズに実践できたわけではありません。無料部分でも触れたとおり、ハンドルが反応せず玉が出なかったり、打ち出しのタイミングが合わず無駄玉が出たりと、苦戦しました。打ちっぱなしではパンクしませんでしたが、攻略手順を使った際はパンクさせてしまった場面もあります。
そうした失敗を含めても、今回は打ちっぱなしを上回る出玉を得られました。 手順を安定して実践できるようになれば、1R平均出玉はまだ伸ばせるのではないかと考えています。今後も実戦を重ね、確認していきたいところです。
ここからは、実際に手順を試して気づいた注意点と、より安定して実践するための工夫を紹介します。
親指を動かしても接触を保てる握り方
攻略手順を実践する際、まず注意したいのがハンドルの握り方です。
ボクが玉を打ち出せなくなったのは、止め打ちの際に親指を浮かせると、ほかの指まで意図せず動き、ハンドルから手が離れてしまうことが原因だと考えています。
触れているつもりでも接触を保てておらず、打ち出したいタイミングで玉が出ない場面がありました。
そこで意識したのが、親指を動かしても、小指がハンドルに密着したままになる握り方です。

まず、ハンドルの3つの突起を、正面から見て左から1・2・3とします。
| 打ち出しが安定しやすくなるハンドルの握り方 |
|---|
| その1:左側の突起�@を、人差し指で支えるようにする |
| その2:突起�@と�Aの間に中指と薬指を入れ、奥の窪みに置く |
| その3:突起�@を人差し指と中指で、突起�Aを薬指と小指で挟み込む |
| その4:打ち出しの強さの調整は主に人差し指と小指で調整 |

上の画像が、実際にこの持ち方でハンドルを握っている様子です。
この持ち方だと、小指の腹までハンドルにぴったり付き、小指の位置が安定します。ボクの場合は、親指を浮かせても小指の接触を保ちやすくなり、スムーズに打ち出せるようになりました。
手が小さく、ハンドルを保持しづらいと感じる方にも、試してほしい持ち方です。
タイミングが合わない場合は2個打ちも試す
ボクが1個打ちで難しいと感じたのは、ストップボタンを離してから玉が出るまでのタイミングです。打ち出しまでの間隔が一定しないように感じる場面があり、狙ったタイミングに合わせきれませんでした。ファインプレーでも同様に感じた経験があり、今回の台だけで感じたことではありません。
そこで試したのが、既存手順の�A・�Bを、少し早めのタイミングで2個打つ方法に変えることです。
| 止め打ち手順 改訂版(釈迦ボーナス・V入賞時) |
| �@ 2開放目が閉じる直前に打ち出し停止 |
| �A 3開放目のハネが開き切ってから、半拍置いて2個打つ |
| �B ハネが開き切ってから、半拍置いて2個打つ |
| �C 10カウントまで�Bを繰り返す |
| �C-2 V入賞しなかった場合は10カウントorハネ20開放するまでにV入賞すれば継続 |
| �D 液晶のシグナルが緑に変わったら�@に戻る |
この打ち方では、1回の開放で2個入賞することもあり、1個ずつ打つよりも消化が早くなる手応えがありました。 大当りを早く消化できれば、そのぶん通常時を回す時間も増やせます。
各ラウンドの最後、10個目を入れる場面では、オーバー入賞も狙いやすいと感じました。
無駄玉が出ることはありますが、ボクがこの方法を試した範囲では、パンクせずに消化できました。
出玉と消化スピードの両面で良くなったと感じたため、個人的には2個打ちのほうが実践しやすかったです。
2台の比較から見えた役物挙動とネカセの関係
ここからは、実戦した2台のデータと玉の動きを比較し、台選びで注目したい箇所を考えていきます。
ネカセは実測したものではなく、ボクが実戦時に見立てたものです。また、特に1台目は試行数が少ないため、今回の比較は限られた実戦で得られた参考値としてご覧ください。
2台の実戦データ比較
比較するのは、出玉が伸びずに移動した1台目と、その後に出玉を伸ばせた2台目です。ボクの見立てでは、1台目は起きている状態、2台目は寝ている状態でした。
| 実戦データ | ||
| 項目 | 1台目 (推定:起きている状態) | 2台目 (推定:寝ている状態) |
| 総拾い個数 | 69個 | 480個 |
| 総大当り回数 | 3回 | 35回 |
| SPルート 選択個数 | 0個 | 11個 |
| SPルート V入賞回数 | 0回 | 2回 |
| ノーマルルート 総選択個数 | 69個 | 469個 |
| 鐘突破個数 (強ノーマル選択個数) | 10個 | 38個 |
| 強ノーマル V入賞回数 | 3回 | 9回 |
| 弱ノーマル 選択個数 | 59個 | 431個 |
| 斜め射出個数 | 18個 | 165個 |
| 斜め射出からの 十字IN個数 | 0個 | 19個 |
| 斜め射出からの V入賞回数 | 0回 | 7回 |
| 直線射出個数 | 41個 | 266個 |
| 直線射出からの 十字IN個数 | 0個 | 70個 |
| 直線射出からの V入賞回数 | 0回 | 17回 |
| 弱ノーマル 十字IN総数 | 0個 | 89個 |
| 弱ノーマル V入賞回数 | 0回 | 24回 |
| 各数値比較 | ||
| 数値項目 | 1台目 (推定:起きている状態) | 2台目 (推定:寝ている状態) |
| 役物確率 | 1/23.0 | 1/13.7 |
| 拾い率 | 53.1% | 62.5% |
| SPルート 選択率 | 0.0% | 2.3% |
| SPルート選択時 V入賞率 | - | 18.2% |
| 鐘突破率 (強ノーマル選択率) | 14.5% | 8.1% |
| 強ノーマル選択時 V入賞率 | 30.0% | 23.7% |
| 斜め射出選択率 | 30.5% | 38.3% |
| 直線射出選択率 | 69.5% | 61.7% |
| 弱ノーマル 十字IN率 | 0.0% | 20.6% |
| 斜め射出時の 十字IN率 | 0.0% | 11.5% |
| 直線射出時の 十字IN率 | 0.0% | 26.3% |
| 弱ノーマル選択時 V入賞率 | 0.0% | 5.6% |
| 斜め射出時 V入賞率 | 0.0% | 4.2% |
| 直線射出時 V入賞率 | 0.0% | 6.4% |
※ネカセは実測ではなく、実戦時の見立てです。特に1台目は試行数が少ないため、参考値としてご覧ください。
※拾い率の計測範囲は、1台目が通常130回転・拾い69個、2台目が通常586回転・拾い366個です。
※鐘突破率はノーマルルート選択個数、射出方向の選択率は弱ノーマルルート選択個数を分母としています。
※十字INには、内部で粘った玉だけでなく、そのまま通り抜けた玉も含みます。
※「-」は対象となる玉がなく、算出できない項目です。※攻略手順のデータには、1個打ちと、この後に紹介する2個打ちの両方を含みます。切り替えた時点を記録していないため、それぞれの実測値は分けて集計していません。
役物確率は、1台目が1/23.0、2台目が1/13.7でした。
ただし、すべての数値が2台目で良かったわけではありません。鐘突破率は1台目が14.5%、2台目が8.1%。強ノーマル選択時のV入賞率も、1台目が30.0%、2台目が23.7%と、どちらも1台目のほうが高い結果でした。
この2つは、起きている状態のほうが高くなるのではないかという事前予想と同じ方向です。それでも、役物全体の結果では2台目が上回りました。
その違いを考えるうえで、最も注目したいのが弱ノーマルルートの十字IN率です。
大きく異なった弱ノーマルルートの十字IN率
1台目では、弱ノーマルルートへ進んだ59個のうち、十字役物へ入った玉は0個。一方、2台目では431個中89個が入り、十字IN率は20.6%でした。
2台目は斜め射出からも直線射出からも十字INを確認でき、弱ノーマルルートからの大当りは24回。総大当り35回のうち、半数以上を占めています。
事前には強ノーマルルートが大当りの中心になると考えていましたが、今回出玉を伸ばせた台では、弱ノーマルルートが大当りの中心になっていたわけです。
この違いは、数値だけでなく、黄色滑り台から出た玉の動きにも表れていました。
土手に当たって上へ跳ねる玉に注目!
弱ノーマルルートで特に違いを感じたのが、黄色滑り台から出た玉が、十字役物へ向かうまでの動きです。
起きている状態と見た1台目では、特に斜めに射出された玉が手前へ落ちるのが速く、十字役物にギリギリ届かない動きが目立ちました。

一方、寝ている状態と見た2台目では、玉が十字役物の土手に当たり、上へ跳ねてから落ちて内部へ入る動きを繰り返し確認できました。

2台目では、タイミングよくそのまま十字役物へ入る玉もありましたが、ボクが特に注目したのは、この土手で跳ねる動きです。
1台目では、玉が十字役物へ届かず手前へ落ちる動きが目立ち、打っていても弱ノーマルルートから当たる気がしませんでした。実際、今回計測した59個では十字INを一度も確認できていません。
そのため、玉が十字役物に届かず、手前へ落ちてばかりの台では、弱ノーマルからのV入賞は期待しづらいと考えます。
反対に、土手に当たって上へ跳ね、十字役物へ入る動きを繰り返し確認できる台は、弱ノーマルに期待できる台として注目したいところです。
今回出玉を伸ばせた2台目では、この動きが見られ、弱ノーマルルートから24回の大当りにつながりました。
この動きの出やすさに、寝ている状態が関係しているのではないかと考えています。
弱ノーマルルートの強さを見極める際は、土手で跳ねて十字役物へ入る動きが、繰り返し見られるかを重視したいです。
現時点での台選びの基準
今回の実戦を踏まえ、現時点でボクが台を選ぶ際の順序をまとめました。
| 台選びの順序(暫定版) | |
|---|---|
| 順序 | 確認するポイント |
| �@ 台を比較する | できるだけ複数台を比較し、寝ている状態と見られる台を選ぶ。 |
| �A 弱ノーマルの挙動を見る | 土手に当たって上へ跳ねる動きと、そこからの十字INに注目。玉の動きと合わせて十字IN率を確認する。 |
| �B 拾い率を確認する | 今回の実測62.5%を参考に、60%前後の拾い率が得られるか確認する。 |
| �C ボーダーラインと比較する | 拾いによる払い出しも含め、実際に千円分の玉で何回回せるかを確認。交換条件や、その台の役物確率・出玉に応じたボーダーラインを上回るか判断する。 |
今回の実戦から考えた暫定的な順序です。拾い率60%前後は今回の実測をもとにした目安で、台の良し悪しを単独で決める数値ではありません。
事前には、鐘突破率と強ノーマルルート選択時のV入賞率を重視し、起きている状態の台を狙いました。この2つの数値は今回も1台目のほうが高く、予想と同じ方向でしたが、出玉を伸ばせた2台目では弱ノーマルルートが大当りの中心になりました。
個々の予想に沿う部分はあっても、台全体を評価するうえでは、弱ノーマルの働きを想定以上に重視する必要があったと感じています。それが、現時点で上の順序を考えた理由です。
良い挙動を生むネカセは一つとは限らない
とはいえ、寝ている状態になるほど役物確率が良くなる、と結論づけたわけではありません。
起きている状態で強ノーマルを生かせる台と、寝ている状態で弱ノーマルを生かせる台など、異なる挙動で良い結果につながるパターンがあるのではないかと考えています。その場合、中間の状態が必ずしも良いとは限りません。
これは今後確かめたい仮説で、今回の2台だけで確認できたことではありません。だからこそ、上の台選びの順序は、あくまで現時点での暫定版です。
今後もネカセの見立てと実際の玉の動き、数値を照らし合わせながら、判断の基準を更新していきたいと思います。
拾われる楽しさと、攻略を深める面白さ
初日を打ち終えて、一番印象に残ったのは、やはり拾い率の高さです。
ハネモノを打つうえで、ボクが最もストレスを感じていたのが、鳴いても玉を拾ってくれないこと。その点、ハネ釈迦は特徴であるデカ羽根と推奨ストロークによって、今回の実戦ではしっかり玉を拾ってくれました。鳴きの少なさが気になる場面はあったものの、拾われないストレスが少なく、長く楽しく打てたのが率直な感想です。
役物に入ってこそV入賞のチャンスが生まれるハネモノにおいて、玉がしっかり役物へ入ってくれる恩恵は大きいと感じました。
これは、攻略するうえでも利点になります。役物へ入る玉が多ければ、それだけ動きを観察する機会も増えるからです。
ボクは台を判断する際、鳴きや拾いだけでなく、役物確率も重視しています。ただ、ネカセを目視だけで判断するには限界があるため、見立てと実際の玉の動きが合っているかを確認することが大切だと考えています。
ハネ釈迦は、そのための観察やデータ収集を進めやすく、攻略の材料が集めやすい台でした。
大当り中に、打ち方を工夫できるのも面白いところです。自力継続型や、ハネがアタッカーを兼ねるタイプで実践していたような手順を久しぶりに使い、懐かしさも感じました。
オーバー入賞を狙う余地もあり、技術介入を含め、まだ攻略を深められる手応えがあります。
さらに気になるのが、異なるネカセの状態で、それぞれ良い挙動を生む可能性です。ボクの実戦経験では、そうした複数のパターンを見いだせる台は珍しく感じます。今回だけで答えは出せませんが、その可能性を確かめたいと思わせてくれたことも、この台の魅力でした。
今後も打ち込みながらデータを集め、役物の挙動や大当り中の手順を、さらに掘り下げていきたいと思います。攻略情報は随時、パチマガスロマガMobileでお届けしていきますので、ぜひお楽しみに。
これから登場するハネモノにも、今回のように打つ楽しさと攻略する面白さを感じられることを期待しています。
